■ ROE・ROAとは何か?
企業を分析するときに必ず出てくる指標が
ROE(自己資本利益率) と ROA(総資産利益率) です。
どちらも共通しているのは、「会社がお金をどれだけ効率よく増やしているか」
を測る指標であるということです。
■ ROEとは?
ROE(自己資本利益率)の計算式は「当期純利益 ÷ 自己資本 × 100」
■ 意味
株主が出したお金をどれだけ増やしたかを示す指標
■ 個人の例で考える
100万円の自分のお金で事業を始め、1年間で20万円の利益が出た場合
👉 ROE = 20%
つまり
👉「自分のお金を20%増やした」ということになります。
■ 子どもでも分かる例
おこづかい1,000円でお菓子を仕入れて販売し、200円の利益が出た場合
👉 1,000円 → 1,200円
👉 20%増えた
これがROEの考え方です。
■ ROAとは?
ROA = 「当期純利益÷総資産×100(%)」
■ 意味
会社が持っているすべての資産を使ってどれだけ利益を出したか
■ 個人の例で考える
・自分のお金:100万円
・借入金:100万円
合計200万円で事業を行い、
20万円の利益が出た場合
👉 ROA = 10%
■ 子どもでも分かる例
おこづかい1,000円に加えて、友達から1,000円借りる
→ 合計2,000円で商売
→ 200円の利益
👉 全体では10%しか増えていない
これがROAです。
■ ROEとROAの違い
| 指標 | 何を見る? | ポイント |
|---|---|---|
| ROE | 自己資本 | 株主のお金の増え方 |
| ROA | 総資産 | 会社全体の効率 |
■ なぜ重要なのか?
企業選びや企業研究では、この2つを見ることで
・お金の使い方が上手い会社か
・効率よく利益を出している会社か
を判断することができます。
■ 注意点(重要)
ROEが高いからといって、必ずしも良い会社とは限りません。
理由はシンプルで、借金を増やすとROEは上がるからです。
つまり
👉 無理に利益を出している可能性がある
■ 正しい見方
👉 ROEだけでなく、ROAもセットで見るこれが基本です。
■ まとめ
・ROE=自己資本の効率
・ROA=総資産の効率
・両方見ることで企業の実力が分かる
企業研究では「なんとなく」ではなく、
こうした数字で判断することが重要です。
■ ROE・ROAの目安(どれくらいなら良い会社?)
企業分析で気になるのが
「結局どのくらいが良いのか?」という基準です。
■ ROEの目安
| 数値 | 評価 |
|---|---|
| 5%未満 | 低い(効率が悪い) |
| 5〜10% | 普通 |
| 10〜15% | 良い |
| 15%以上 | 非常に優秀 |
日本企業の平均はだいたい 8〜10%前後
■ ROAの目安
| 数値 | 評価 |
|---|---|
| 2%未満 | 低い |
| 2〜5% | 普通 |
| 5%以上 | 優秀 |
👉 日本企業の平均は 2〜3%程度
■ 業界によって全然違う(重要)
ここめちゃ大事👇
・製造業 → ROA低め(設備にお金かかる)
・IT企業 → ROA高め(資産少なくても稼げる)
つまり
👉 他社比較は「同じ業界」でやる
■ 実務的な見方(ここで差がつく)
✔ ROEだけ高い → 借金多い可能性
✔ ROAも高い → 本当に優秀
👉 結論
ROEとROAが両方高い会社が強い


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