(営業利益・営業利益率・社員年収・ROE)
就職活動をしていると、企業のイメージや知名度、口コミなど、さまざまな情報が目に入ります。
しかし、企業の実力を一番客観的に表しているのは数字です。
特に、上場企業の場合は『四季報』などを見ることで、会社の状況をある程度把握することができます。
今回は、就職活動の際にチェックしておきたい「4つの数字」を紹介します。
① 営業利益
まず最初に見るべき数字は 営業利益です。
営業利益とは、
会社の本業でどれだけ利益を出しているかを示す数字です。
売上は大きくても、利益が少ない会社はたくさんあります。
たとえば、
- 売上1兆円でも利益が少ない会社
- 売上1000億円でも利益率が高い会社
この2つでは、会社の体力は大きく違います。
営業利益は、企業が本業でどれだけ稼げているかを見る基本的な指標です。
② 営業利益率
次に見るべきなのが 営業利益率です。
営業利益 ÷ 売上 で計算されます。
つまり、
売上に対してどれだけ効率よく利益を出しているかという指標です。
一般的な目安は次の通りです。
- 20%以上:非常に強い企業
- 10%以上:優秀な企業
- 5〜10%:平均的
- 5%未満:利益が出にくい業界
IT企業やソフトウェア企業は利益率が高い傾向があり、飲食業や小売業は利益率が低い傾向があります。
③ 社員年収
就職活動では、平均年収も重要な指標です。
平均年収は単に給料の高さだけではなく、
企業の生産性の高さを反映していることが多いからです。
例えば、日本企業の平均年収の目安は次のようになります。
- 500万円前後:平均
- 600万円以上:比較的良い企業
- 800万円以上:上位企業
- 1000万円以上:非常に高い生産性の企業
もちろん年収だけで企業を判断することはできませんが、企業の体力や収益構造を知るヒントになります。
④ ROE(自己資本利益率)
最後に紹介するのがROE(自己資本利益率)です。
ROEとは、
会社が株主から預かったお金をどれだけ効率よく使って利益を出しているかを示す指標です。
一般的な目安は次の通りです。
- 20%以上:非常に優秀
- 10〜20%:優秀
- 5〜10%:平均
- 5%未満:効率が低い
日本企業の平均はおよそ8%程度と言われています。
大企業は数字が見える
上場企業の場合、こうした数字は公開されています。
そのため
- どれくらい利益を出しているか
- 生産性は高いのか
- 成長している会社なのか
などを、客観的に確認することができます。
特に、営業利益やROEが高い企業は、生産性の高い企業であることが多く、優秀な人材が集まりやすい傾向があります。
中小企業との違い
一方で、多くの中小企業はこうした数字が公開されていません。
そのため、企業の実力や生産性を判断することが難しい場合もあります。
もちろん、中小企業の中にも素晴らしい会社はたくさんあります。
しかし、就職活動では
その会社は本当に利益を出している会社なのか?
という視点を持つことは、とても重要です。
就職活動では「数字を見る力」を持つ
企業研究というと、企業理念や事業内容ばかりに目が向きがちです。
しかし、社会の中で会社が存続していくためには、
利益を出し続けることが必要です。
その意味で、
- 営業利益
- 営業利益率
- 社員年収
- ROE
といった数字を見ることで、その企業の実力が見えてきます。
就職活動では、企業のイメージだけでなく、
数字から企業を読む視点を持つことも大切です。
四季報に目を通してください。


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